共働きもなこの日常

大阪在住共働き夫婦の妻です。独身の頃と比べていろいろ制限はあるけれども人生チャレンジしたい!私の自己研鑽自己満記録です。たまにおすすめ観光スポットも紹介します。

【おすすめドラマ】サラリーマンに必見韓国ドラマ~ミセン(未生)~

こんにちは。共働き嫁のもなこです。前回の記事更新からなんと1か月も期間が空いてしまいました。勤務している会社での人事異動によるバタバタと、異常な暑さからくる夏バテで更新を怠っていました・・。しかしどうやったらもっとブログ継続できるのか?1日の時間の使い方を見直す必要があるかもしれない・・。

 

さてさて今日は久しぶりにおすすめ韓国ドラマの記事を書きたいと思います。

 

本日ご紹介するのは「未生~ミセン~」

 

www.cinemart.co.jp

 

プロ棋士を諦めたうだつのあがらない青年チャン・グレが、大手総合商社ワン・インターナショナルにコネ入社。最初こそコピーも取れず同期のエリートたちに馬鹿にされながらも、囲碁で培った忍耐力と洞察力を生かし人一倍努力をしながら成長していくサラーリマンドラマ。韓国ドラマにありがちなドロドロ恋愛や過去の因縁、一切ありません。良い意味で期待を裏切る韓国ドラマです。

 

いや、このドラマ良すぎました。つまらない上司の説教を聞くくらいならみんなこのドラマみたほうが良いよ!ってくらいに、サラリーマンとして共感するところや学ぶべき場面が多すぎるドラマでした。3つの魅力ポイントに分けて今日は振り返っていきます!

 

魅力① 設定がリアル

 

ドラマに出てくるワン・インターナショナルおよび登場人物の全員が実在するのではないか?と錯覚を起こすくらいに設定がリアルでした。ドラマの中で「んな上手い話あるかいな~」ってつっこめるポイントが、チャン・グレが無学歴にも関わらず大手総合商社のワン・インターナショナルに入社できたところくらいで、その他繰り広げられる日常生活は本当に生々しいくらいリアルでした。

 

よくこの手のサラリーマンドラマでありがちなのが、新入社員が独自のフレッシュな目線で仕事に取組み、先輩社員が成し遂げられなかった大きな功績を収めて周囲に認められていくパターンかと思いますが、このドラマに関してはそういう一発逆転ホームラン的な出来事が一切ありません。ストーリーが進むにつれて着実にチャン・グレはその才能を発揮するのだけれども、その発揮の仕方というか成長の具合が新入社員という身の丈にちゃんと合っていて(例えば関連部署の内線番号を暗記する事で先輩方の電話取次をスムーズにする、業務に必要な用語を短期間で暗記する事で先輩社員の会話についていけるようになる、とか)「そうそう、私もそうだったなぁ」と過去新入社員だった方々がより一層感情移入しやすくなっていると思います。

 

あとはグレと同期入社で唯一の紅一点のアン・ヨンイが受ける男性社員からのセクハラもリアルだったかなと。(セクハラに対してリアルと思ってしまう事自体、本来は良くないのだが・・笑)このドラマではよくあるような女性の身体に触れるとか、執拗にプライベートで誘うといったような明らかにセクハラだろうといったようなものではなく、高スペック人材であるアン・ヨンイに対し周囲の男性社員が暗にお茶くみを強要させたり、可愛げがないといったり、ビミョ~~~~なラインのセクハラを強いてくるところがリアルでした。そのセクハラに対し媚びる事もなく、ひたすら寡黙に耐え続け最後は信頼を勝ち取ったアン・ヨンイの姿は不器用ながらもお見事。

 

魅力② 素敵上司がすぎる

 

このドラマの主人公チャン・グレ以上に存在感を発揮し欠かせない人物だったのが、チャン・グレの上司である意味メンターでもあるオ・サンシク。根っからの仕事人間で泥臭く人間味もあり、人一倍部下思いなサンシクの姿に惚れた人も多いのでは?

 

直属の部下であるグレへの気遣いは言わずもがな横の部署で不必要な辛い仕打ちを受けているアン・ヨンイに対して、ひとりで昼食を取っている姿をみかけたらさり気なくフォローをしたり、物分かりが良すぎるがゆえに一見非効率に見える事務作業に身が入らないグレの同期のチャン・ベッキに対しても「ここはこうしたほうがいいよ」と軽くアドバイスをしたり、まじで理想の上司がすぎる・・。辛い時にナナメの部署の上司に優しいフォローをされると泣きそうになりますよね、あぁ、見てくれる人は見てくれるんだなと・・。サンシク自身もバリバリ仕事が出来て本来は出世街道にのってもおかしくない人物にも関わらず、不遇にも営業3課という面倒な業務が多い部署で人知れず苦労をしているからこそ、他の社員の状況に敏感なのかもしれません。

 

出世とか名誉とかよりも人間的にこんな会社員になりたいな~と思ってしまうくらいにサンシクは素敵上司が過ぎました。

 

魅力③ 人は変われる。そしてサラリーマンも悪くないと思わせてくれる

 

このドラマで個人的に最も印象に残っているのが、チャン・グレの顔つきの変化。入社した当初はピュアで動揺しまくり目も泳ぎまくりだったのが、最終回ヨルダンで必死に仕事をするグレは(髪型もあるかもしれないが)別人かのようにカッコ良く見えるのです。元々チャン・グレ演じるイム・シワンは元アイドルでそりゃもうお綺麗なお顔立ちをされている事もありますが、数々の修羅場を乗り越えて誠実に毎日生きているとこんなにも人間って良い顔つきになるんだな~と思いました。てか、そう思わせるような演技をするイム・シワンがすごいのかもしれないが・・。

 

あとはグレと同期入社のチャン・ベッキの成長度合いも印象に残ってます。絵に描いたような優等生な人生を送ってきたベッキは入社して初めて何もできない無力な自分にぶち当たります。そしてふと横を見ると、最初は何もできなくて馬鹿にされていたグレがめきめき成長し大きな仕事もしている・・。なんで自分はこうなんだ?どうやったら殻を破れるんだ???と終始自問自答し苦しんでいたベッキも、最後は無駄だと見ていた事務作業もしっかりこなすようになり同期とも良い関係を築けるようになっていました。もしかするとこのドラマで一番成長したのは彼かもしれないな・・。

 

出てくる登場人物ひとりひとりにそれぞれリアルなサラリーマンならではの葛藤があり、それを乗り越え成長していく姿を見ているとサラリーマンも悪くないしかっこいいやんと思ってくるようになりました。

 

そんなこんなでだらだらと感想を書きましたがまじでこのドラマはおすすめです。韓国ドラマという枠組みを超える名作です。サラリーマン、これで良いのか?と苦しくなった時にぜひ観て頂きたい。

 

ほなまた!