共働きもなこの日常

大阪在住共働き夫婦の妻です。独身の頃と比べていろいろ制限はあるけれども人生チャレンジしたい!私の自己研鑽自己満記録です。たまにおすすめ観光スポットも紹介します。

ペット火葬を依頼した話~うちのハリネズミちゃんがふらつき症候群の後、天使になった~

こんばんは。

共働き嫁のもなこです。

主人が独身の頃、私とお付き合いをする前から飼っていたペットのハリネズミちゃんが先日亡くなりました。その時にお願いしたペット火葬が想像以上に丁寧な対応をしてくれ感動したので、その模様をお伝えしたいと思います。

 

亡くなったハリネズミちゃんは3歳でした。一般的にハリネズミの寿命は5年~8年と言われているので、それと比較すると短命だったのかな・・??

 

基本的にハリネズミは野生でも群れをなさずひとりで生きていくので、イヌやネコのように人間になつくことはないそうです。実際飼っていたハリネズミちゃんは警戒心が強く、ちょっとでも顔を近づけようものなら「フシュフシュ~!!」と息を荒げ、針を逆立て丸まっていました。それでも私が主人と結婚し今の家に住むようになってからは、大分慣れたのかハリネズミから餌をねだるかのように近づくようになり、警戒して怒ることも少なくなりました。

 

その丸い身体のフォルム、まんまるつぶらなおめめ、意外に長い手足、そしてたまに見せるひょうきんな行動。全てが愛らしく本当に可愛かったです。いつの間にかハリネズミちゃんは私たちふたりにとって、なくてはならない家族のような存在になっていました。

 

そんなハリネズミちゃんが突然ふらふらして真っすぐ歩けなくなりました。最初はは足でも骨折したのかと思いましたが、どうやらそうでもないよう・・。ネットで調べると「ハリネズミふらつき症候群」に症状が近いことが分かりました。

 

ハリネズミふらつき症候群とはハリネズミが突然発症し、発症するとふらふらと足元がおぼつかなくなり、そしてやがて寝たきりになり死亡する原因不明の難病だそうです。一部では遺伝とも言われていますが、現時点で治療法はなく、発症するとなるべく最期まで苦しくないようなケアをしてあげることしが出来ないとのこと・・。

 

病院に連れて行こうか迷っているうちに、あれよあれよと私たちのハリネズミちゃんは衰弱していきました。それでも大好きな柿なら喜んで食べていましたが、だんだん柿も食べなくなり、そして私が仕事から帰ると息を引き取っていました。

 

小さい身体で懸命に耐えたその姿に最初は涙が止まりませんでした。小さいペットだったけれども、私たちの大事な大事な家族に変わりはなかったので、まだ仕事中だった主人に相談し、多少値がはってもちゃんと火葬してくれる業者さんに頼もうということになりました。

 

といってもそんな業者つゆ知らず・・。ひとまずgoogle先生で「ペット 火葬」などというキーワードでいろいろ検索したところ、24時間電話で火葬の受付をしてくれる業者を見つけました。私が最初に連絡したこの業者は、遺族の連絡からペットの種類等色々要件をヒアリングし、対応できるペット火葬業者に繋ぐ一次受けみたいな業務をしている会社でした。

 

諸々条件を伝えた後、一度電話を切断。30分後に別の実際に火葬をしてくれる業者から具体的な日取り等を決める折り返し電話がありました。確かこの時点で時刻は午後10時過ぎ・・・。定時とか関係なく24時間電話対応してくれているようです。この時点でまるで人間の場合と変わりがないなと驚き・・。

 

プランについてもいくつかあるようで、火葬した後ペットの遺体を業者に引き取ってもらうパターンや、火葬した後お骨を遺族に返すパターンなどや5パターンくらいありました。金額もそれぞれですが正直相場もわからないし、複数業者と比較するものでもないと思ったので、言われるがままに火葬した後お骨を引き取るパターンをお願いしました。(こういうところも人間の場合と同じですね・・)

 

実際の火葬は火葬車で人気のないところ(河川敷や公園)などで実施するとの事。私たちのハリネズミちゃんは、家の近くの人気のない大通りで火葬を執り行われました。火葬当日、私たちの家に訪れた業者の方の第一声は「このたびはお悔やみ申し上げます。」そして深くお辞儀。そのあともめちゃくちゃ丁寧な説明。こちらがこんな小さいペットのためにすみません!って思わすなってしまうくらいの丁寧かつ本格的(?)な様子でした。

 

火葬の前にはお線香もしっかりあげ、生前好きだった柿とともに火葬台へ・・。お別れを告げたあと、業者の方もちゃんと手を合わせてくれました。火葬については1時間ほどで終わるのでそれまで私たちは自宅に戻ることに。

 

火葬が終わりましたとの連絡があったので、先ほどの火葬車の元へ。いざ火葬台を見るとほとんど骨らしき骨は残ってませんでした。そりゃそうだよね、あんなに小さいんだもん。ハリネズミちゃん、小さかったんだね~と思うと、涙というよりかはなんだか笑みがこぼれました。きっと火葬されてお骨だけになったハリネズミちゃんを見て、ようやく私も自分の気持ちに整理がついたんだと思います。

 

そのあとは人間と同じように足元からちっちゃいちっちゃいお骨のくず?みたいなものを拾い骨壺へ。一通り終わると最後に業者の方と合掌。そして本日の代金を支払うことに。

 

結果1万2千円くらいだったかな?あとから調べると相場からするとめちゃくちゃ高かったみたいで・・(笑)どうやら火葬車ではなく火葬場に持ち込みできる業者だともっと安かったみたいです。でもしっかり最期を見届けてくれた今回の業者の方には感謝だし、サービスで後日ハリネズミちゃんの生前の写真をフォトフレームとともに届けて下さいました。最後の最後まで世話のかかるハリネズミだな~と主人と笑い合い、ハリネズミちゃんとの思い出を噛み締めました。

 

今回の出来事を通して思ったのがペットは家族ということ。そしてそこの部分に着眼し、こんなにも素晴らしいサービスをしてくれる業者さんがいるんだな~と感動さえ覚えました。ましてやハリネズミってペットの中では小さい部類なのに、いやな顔ひとつせず最後まで対応頂いて本当に感謝です。

 

あと最近、やっぱりハリネズミ可愛いな~温かくなったらまた飼うか!と主人とよく話してたんです。すると今朝、ハリネズミちゃんの骨壺が置いている自称仏壇のところに蜘蛛が!!うちの家で蜘蛛って滅多に見たことないのですが、ず~っと骨壺のところにいるんです。主人ときっとハリネズミちゃんが、まだ僕のこと忘れないでよ~って言いに来たんだね、ごめんね、忘れてないよ、と思いを伝えました。

 

そんなこともあり少し時間が経ってますが、このような記事を書きました。またハリネズミってじわじわブームになってますが、まだまだ謎多きペットなので同じ境遇の方の参考になれば幸いです。